帰化という制度の意味
日本には「帰化」という制度があるのは皆さんご存知だと思います。簡単に説明すると、日本以外の国籍の人が、日本の戸籍を取得すること。ということになるかと思います。
具体的には、帰化希望者は法務局に「帰化申請」を行うことによって、審査され、許可がおりれば、晴れて日本人になることができるわけです。
私の知り合いで一人帰化申請を行いました。 彼は鶴橋という大阪では有名なコリアンタウン出身者です。いわゆる在日韓国人です。
彼は、大阪生まれ大阪育ちですので、当然喋る言葉は関西弁ですし、勤務先も東大阪にある工場です。
そういった彼ですから、自分が韓国籍であることに疑問を持っていました。確かおじいさんの世代が韓国から日本に渡ってきたらしいのですが、彼からしたら自分は日本で生まれ育ったという意識が強く、自分のアイデンティティーがわからなくなった時期もあったということです。
そこで彼は色々と悩みぬいた末に、帰化申請を行うことを決意しました。
本当に色々と考えたようです。自分が日本人になることを親は喜ぶだろうか?もし自分に子供ができたらその子供を日本人として育てることができるだろうか?周りから特異な目で見られないだろうか?
考え出したら夜も眠れない日があったようです。
私は元から日本国籍ですので、そういったことはもちろん考えたこともありません。しかし彼のような在日韓国人のかたは、そういった葛藤を少なからず持っているということを、この時初めて知りました。
歴史的に色々なことがあった両国ですから、簡単にはいかないのでしょうが、そこを乗り越える一つの手段である「帰化申請」について考えたいと思います。
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